君色に輝こう

発達障害(自閉症)の息子の現在、過去、未来。癒し担当の犬と猫。  

無念のスポーツ大会 ~試練の2016年~

 *今日もこのブログにお立ち寄りくださってありがとうございます* 
 
  
 2016年 10月、息子は体調を崩して自宅で療養していました。
夏から秋にかけて、なんとなく元気がないなぁと感じることがあったので
夏バテかな?と様子を見ていたのですが、あるとき、それがただの夏バテではない
と確信する出来事が起こってしまいました。
 
毎年9月に開催される障害者のスポーツ大会。
息子は高等部の頃から1500m走に出場していました。
この年は‟夏バテ”が続いて思うように練習ができていなかったので
「今年のスポーツ大会は休んだ方がいいと思うよ」と欠場を促していましたが
「イヤだ!絶対に出る!」と言い張る息子の気持ちに負けてしまい
十分に練習ができないまま当日を迎えてしまいました。
  
スタート前、「走れなかったら途中でやめていいからね」「絶対無理しないで」
と息子に言い聞かせ送り出したのですが・・・
いざスタートしてみると、やはり半周くらいで歩き出してしまったのです。
必死に大股で歩きながら前に進む息子が、1周して私の前に差し掛かったとき
思わず声をかけました。
「やめていいんだよー!」
でも、その声を振り切るように首を横に振ってまた走り出しました。
そしてしばらく走った後、また歩きはじめ、走って、歩いて、を繰り返しながら
再度私の前にやってきたときにかけた言葉は、
「ゆぅ もうや め なさいっ!!!」
 
もちろん、やめようとはしませんでした。走って、歩いて、走って、歩いて・・・
あとはただ見守るしかありませんでした。
周回遅れになり、ダントツ最下位でゴール。
順位などどうでもいい。倒れずにゴールしただけで良かった・・・
 
 
「走れない!!」
ゴール後、息子は自分の胸を拳で強く叩きながら大声で叫びました。
気持ちはあるけど体がついて来ない。悔しさがにじみ出ていました。
そして、この日を境に息子の体力が急激に落ちていきました。
夏バテか?と悠長に様子見している場合ではなくなっていたのです。
 
 
 
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スタート直前の様子。 
この時 まさか重度の貧血だったとは
気づいていませんでした。
この日のことを思い返すたびに胸が痛みます。

                                    To be continued

 
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