体調不良の原因 ~試練の2016年~
*本日もお立ち寄りいただいてありがとうございます。
2016年9月、スポーツ大会で思いもよらないダメージを受けた息子は、その後一気に体力が落ちていきました。
起床後は普段とあまり変わりませんが、その起床がなかなかできなくて、施設への出勤時間がずいぶん遅くなってしまいました。
当時、私は仕事をしていたので、寝起きの悪い息子が気になりながらも起きるのを見届けられないまま家を出なくてはなりませんでした。
布団の中の息子に、通常の出勤時間より遅いバスの時間をいくつか提示し、
「ゆっくり起きていいから、いつもより遅いバスに乗って行きなさいよ」
そう言い残してバタバタと出掛けるのが精いっぱいでした。
出勤後、スマホのGPSで施設に到着したことを確認して一安心したり、なかなか家を出発できていないことを確認して心配になったり・・・こんな状態が数日間続きました。
これまでも、夜寝つきが悪いと朝起きられないことは多々ありましたが、明らかにそれとは違う状態でした。
とにかく病院へ行かなければ!
夏バテかも?と休養することで体力の回復を期待した私は愚かでした。
何故もっと早く病院へ行かなかったのか不思議でなりません。今でも本当に悔やんでいます。
先ほど、起床後は普段と変わりなかったと書きましたが、それは私の見落としでした。
なんとか頑張って起床し、身支度を整えるのもやっとのことだったのです。
家族が出掛けてしまった後、一人で身支度と朝食を済ませ、戸締りをして家を出るまでに相当な時間を費やし、力を振り絞ってバスと地下鉄を乗り継いで出勤していたのでした。
かかりつけのクリニックで血液検査をし、伝えられた結果は 重度の貧血 でした。
走るなんて無理。倒れてもおかしくないレベルでした。
「これはできるだけ早く、どこか大きい病院で診てもらった方がいいと思います」
すぐに紹介状を書いてくださり、大学病院で詳しい検査を受けることになりました。
もういろんなことが頭の中を駆け巡り、私は冷静さを保つのがやっとでした。
息子自身もただ事ではないと感じていたはずです。医師や看護師の皆さんから
「ほんっとにきつかったでしょう?!」「よくがんばったねぇ!」
と言葉をかけていただいて、「はい!」と微笑んだことがせめてもの救いでした。
To be continued